2008年12月26日金曜日
八戸市役所勤勉手当廃止、その金で雇用促進せよ2
秋田県が杉の間伐材をバイオエタノールにする技術を確立した。原油を外国に頼る必要がなくなる。緑が石油に変わるのだ。これには伐採、集材など技術が必要。その人材を育てる。さらに、生産コストを下げるためには間伐材を運び出す林道整備が急がれる。間伐材を運び出すのにコストがかかる。山には道がなく崖ばかりだ。この運び出しコストを低減するのが航空写真を使っての効率良い林道整備。戦後間もなく東京都が失業者対策事業としたのが通称ニコヨン、百円札が二枚、十円玉が四個、それでニコヨンだが、これは道路に簡易アスファルトを敷いて歩いた。筆者がハナを垂らしていたころこれを我が目で見た。現今は失業者240万人、これらを使役し全国にバイオエタノール生産林業を構築する。二百万人に月二十万円支給、これで年間四兆八千億円が必要となるが、杉は北海道を除き全国で伐採可能。三十年で育ち循環型で永遠のバイオエタノールが得られる。原油輸入額平成十八年で八兆八千億円。二割をこのバイオエタノールで補完すると一兆七千億円。都道府県ごとに精製所を造り自然から燃料を生産し、緑化運動にもなる。ガソリン税が年間3兆円(1999年)、これにバイオエタノールを販売した一兆七千億円を注ぎ込めば安定した事業となり、バイオエタノールが国の根幹事業となる。バラ撒きの二兆円はその第一弾の間伐材整備事業費とし、未来への夢の架け橋として使いたいものだ。昭和36年の林業人口は44万人、それが平成11年には7万人に激減。製材、製炭が減り山は荒れたが、時代が変わり国民が原油に頼る生活となった。杉の間伐材からバイオエタノールが取れることで様相は革命的に変化。外国に依存せずに原油を得られるのだ。タンカーが原油を運んだように山に間伐材集積用のワイヤーを張り林道まで運搬。ダイナミックな男の世界だ。国も林業家を育てようと長期の養成事業を開始、それが緑の雇用、67億円を投じるが、森を守り育てるから、バイオエタノールに目を向けるべき。雇用の裾野が拡がるからだ。雇用の拡充は工業ではなく忘れられた第一次産業なのだ。人間の知恵は無限。無から有を生むから世の中は面白い。世界大不況、されど国内に埋もれた宝を掘り出そう。地には無限の宝を秘める蔵あり。これが地蔵。天空にも広大な蔵あり、これが虚空蔵。いささかの不況、笑い飛ばしピンチをチャンスに変えることだ。