2008年12月9日火曜日

八戸市役所、遵法精神欠如2

316台の情報システム課が契約し、そのリース上がりのパソコンも探しに探してようやくあったそうだ。これは12月定例会で寺地市議が質問するはずだったが、途中で話が変わった。さらに昨日(8日)の再質問で小林市長は選挙違反だと妄語(もうご・うそをつくこと)、ろくに調べもせずアッチとコッチを繋いで妄想をたくましくして喋る。これは寺地市議の得意技。職員の手当てを言い出して立ち往生、自分が調べた数字が分からなくなり、その資料を机の下からゴソゴソと引き出し、ああ、これでいいのかとは何たるブザマ。これが民主の幹事長、民主には田名部和義市議がいる。この人の喋りは当を得るが、寺地さん、もう少し勉強しないと次に喋った一年生議員の藤川優里氏に劣る。この娘の写真を撮りたくて、普段はロクに記者席を埋めない記者諸君がワンサカ。
 また、藤川優里市議もいい喋りをする。堂々としている。タレントは他人の作った台詞を喋るが、議場の面白味は台本は自分が作る。ひな壇は舞台。若い者は何処までも伸びる可能性を見せるが、爺の出番は終わりだな。寺地さん、もう少ししっかりしなよ。
さて、リース期限の切れた物、この中から可動するパソコンを教育委員会に渡し、各学校に供与せよ。各学校には20台しかない。潤沢にパソコンを持ち、子等に操作のし過ぎで壊れるほど使ってもらいたい。
 越後長岡藩に小林虎三郎がいた。佐久間象山の神田お玉が池の象山書院に吉田松陰と共に学ぶ。松蔭は寅次郎、小林は虎三郎で二虎と呼ばれた。幕末、北越戊辰戦争に敗れ、焦土と化した長岡に支藩の三根山藩(新潟県西蒲原郡巻町峰岡)から見舞いとして米百俵が贈られた。長岡藩大参事の小林虎三郎はこの米を「分けろ」と詰め寄る藩士らに、長岡藩の気風「常在戦場」の書幅を背にして、小林虎三郎が食えばなくなる。その時腹がいくらかくちくなるだけ、しかし、この米を金に代え、子弟への教育に注げば必ず国を支える人材が出ると、藩士らに分配せず、国漢学校設立資金に充てた。これを山本有三が「米百俵」に著した。
 小泉元首相がこの「米百俵」の話を好んでした。これこそ為政者の心しなければならないことなのだ。今はどれほど苦しくとも、まだ見ぬ子等のためなら耐えられる、この根源的な問題こそ、生きる力を沸きたてることができる。
 これが八戸市役所にはない。勿論、県にも国にもだ。今の首相は目先しか見ることができない。情けない首相だ。怪我をカイガと読んだそうだ。脳をケガしてないのか。
 さて、この飛行機を飛ばしての契約を見てみよう。この飛行機の契約名称は「八戸市固定資産評価支援システム業務委託契約書」で三年間で総額一億三千万円となっている。相手先は東京の航空測量会支社パスコ。ここは中里市長時代から随意契約となり独占。ここにこそ問題あり。
 目的 固定資産税(土地)の適正課税を期すために行う。第12条に八戸市がパスコに貸す資料は①土地課税マスター、②家屋課税マスター、③固定資産電算入力マニュアルなど。
 ここまで入力して気付いた。これら資料は使用後返却するとある。本当に返されたのかと昨日(8日)に確認に出た。資産税課で①の土地課税マスターに付いて聞いた。これはどんな物なのかと。すると、それは「これです」と出されたものはMO(電子記録媒体)。「これはパソコンで見れるのか」「見れない、資産税課のパソコンでは読み取れない」「するとこれは誰が記録したのか」「情報システム課だ」「情報システム課が正確に入力したかどうかも確認せずにパスコに送付したのか」「……」
 これは特殊な言語で書かれているそうで、大型コンピューターでしか読めないそうだ。これが土地分、すると家屋分はどうしたのかと訊くと、ゴニョゴニョと意味不明。
 「パスコに送付した、戻ったの送付簿はないのか」「……」。
 29万件も入った個人情報がいいかげんな状態で送付され、戻ったの記録もない。しまいに度かに迷うぞ。そのとき黙って隠すのか、それともテレビカメラの前で頭を下げるのか。