さて、水道企業団の親玉は誰? それは小林市長、水道企業団からの給料は月額4千円とのこと。すると実質的経営者は誰かの疑問が出る。それは副企業長の大久保勉氏。この人の給与は65万、年間賞与が3ヶ月半で二割増しとのこと。退職金は給料×在職月数×0.25、さらに手当て額は786万円、どういう計算か不明。人の貰う金だけに大して興味もないが巨額には間違いない。こんなに巨額な金を手にする責任者が、水道給水停止の戸数を知らない。なんたることか。嘆くのは早い。水道企業団職員の給料が市役所職員よりも百万円高いことは前にも告げた。
ところが、それだけではない。ヤミ手当てを支払っていた。それは企業・能率手当て。一人当たり年間18万円、さすがに気がとがめたのか今年度からは廃止したそうだ。確認はしていない。彼らがそれを見せないので、あくまで言葉だけの上辺の話だ。この全員に支払う手当ては違法で最高裁の判例もあり、返金しなければならない。
退職引当金が13億円、修理積立金が18億円、まだまだありそうだ。定年退職者は北奥羽サービスに送り込む。つまり天下りだ。腹下りなら正露丸だが、天下りには歯が立たない。うまい汁の吸いあいのようなもの。
こうした手先の企業に汚いことをさせ、自分の会計は透明性を保つのが手口。これは水道企業団に限ったことではない。全国的に同様。国の縮図が地方行政で、良いところは学ばず、悪いところを真似る。これが役人根性の最たるもの。汚い汚い。
水道企業団の経理が不透明でまだ全体がつかめない。糅てて加えて(かててくわえて・その上に。更に。普通よくないことが重なる場合にいう)北奥羽サービスの決算書だ。これを副企業長に言うと、北奥羽も開示しなければいけないかと言う。それすらの認識がない。これは必ず汚い決算をしているとにらみ、北奥羽サービスは決算が6期だけに、まだ成熟していない。いろいろ不都合もあるだろうから、開示要求は一年先送りする。だが、税理士を入れて複式簿記にのっとった会計を指導してもらえ、そうでないと、かなり拙い瞬間が出ると伝達。
しかし、北奥羽サービスには会計士がいてキチンと整理されているので小さな親切、大きなお世話だという。焦点は北奥羽サービスの会計と水道企業団の癒着。
もともと、北奥羽サービスの社長を努めていたのは小林市長、これが厄介な事態を引き起こすと辞任、そこで大久保氏が社長だ。これは八戸市長が八戸市役所職員互助会長を務めているのと同じで、背任行為にあたる可能性が大。つまり、互助会に一方的に利便を供与すれば、市民の為にならない。背任罪(はいにんざい・他人のためにその事務を処理する者が、自己もしくは第三者の利益をはかりまたは本人に損害を加える目的で背任行為をし、本人に財産上の損害を与える罪)が怖くて小林市長は互助会長を副市長に押し付けた。
同一人が相反する利害の代表者になるは自殺行為。つまり、不当な契約を北奥羽サービスと結ぶことは、水道企業団に不利益をこうむらせる。つまり、八戸市民のためにならないのだ。
当然、背任罪が成立すれば、5年以下の懲役だ。特別背任罪は10年、これは英会話学校の経営者がそれにあたる。かなりでかい事件に発展する。そして、その証拠を「はちのへ今昔」は入手した。
それ以前にも水道企業団と八戸市役所が発注した金額を北奥羽サービスは6円低く計上。売り上げを落としたことだ。高が6円、されど6円。こんな基礎的なことを見逃す計理士も計理士。よくよく聞くと実に低い金額で、俗に言うハンコ代で税務申告をしてくれる手合い。ところが、この計理士が八戸きっての人物というから恐れ入る。
これは計理士に実質事務は当方でするので、申告だけ願うよくある手口。「はちのへ今昔」がつかんだのは6円もさることながら、もう少しでかい。時期を待って公表。こうなると水道企業団の監査役は何をしていたのかと問われるナ。異常はないとハンコを押しているから。