2008年10月13日月曜日

八戸の町並みシリーズ17

郷土史家の中里進さんが亡くなられた。南郷図書館に資料集がある。NHKが十年前に中里さんを放送した。氏の郷土愛がうまく出された傑作だった。
 高専の本田教授が尽力し氏の資料の散逸を防いだ。未整理の氏の八戸の町並みの写真集には様々な商家、庶民の家が写っている。整理解明が望まれる。
さて、今回は八日町の夕日側、ビニールシートが貼られた旧長崎屋から始まる。向かいの造り酒屋の八右衛門はビジネスホテル建築の真っ最中。
 長崎屋のところには大丸屋、明治薬局(明治36年創業、最上光男)、河内屋金物(昭和10年、橋本八右衛門)、青和銀行八戸支店、幾久屋金物店、立熊菓子店(嘉永3年、八戸で一番古い、今は柏崎小そばに移転)岩織時計店(明治43年創業、岩織又吉)、東ミシン商会、小笠原商店、渡辺理容、みくに、東北電力八戸営業所、福井商店(大正10年、バナナの福井で有名、福井常治)、のうでん社、南部食堂、杉若商店、戸田商店、甘太郎焼き、四戸商店とあった。ここは今は東北銀行になり金融街の様相。