2008年10月8日水曜日

水道企業団の利益隠し、水道料、本当は下がる 2

水道加入金の積算額は平成9年から34億5千万円にのぼる。これは収益的収入から資本的収入に移され、市民の眼からこの巨額な利益が隠された。
 すると、この水道加入金を別な計算に入れたことを議員に知らせたかが問題になる。議会を傍聴した人もいるだろうから、察することができよう、議員諸君は市側、水道企業団側から出た審議項目に「異議なし」を唱えるのを常とする。
 議長もいかに議事を遅滞なくすすめるかを旨とする。ここにアウンの呼吸がある。そこで水道企業団側に聞いた。この加入金を移すことを議員団に問うたか?
○議事録からは明確にこれを移すとはない。だが、当時の職員が議会開催前に議員には、このようにしたいとレクチュアをしているはずです。
●その記録はあるか
○ない。
●するとしたのかもしれない、しなかったのかもしれない。議員団に知らせずそうしたかもしれない。
○そういうことはない。かならず議員団には告げているはず。
平成8年から9年に移るときに、この問題が生じた。水道企業団の議事録にはない。議員団はそれを知らされたかは不明。しかし、確実に市民の眼から、この34億5千万円は消えて、いかにも毎年の収益が八億円程度に圧縮された。これを加算すれば10億円以上の利益となり、水道料引き下げを視野に入れなければならない。
 これを意図的に避けたのだ。
当時の議員団の諸氏
8年・須藤昭雄、藤川友信、神田洋一、坂本美洋、田名部定男、山本憲昭、谷内政美、正部家佑介、夏堀市太郎、壬生末吉、三村正太郎、吉田豊、袴田健義。
9年・須藤昭雄、藤川友信、神田洋一、坂本美洋、田名部定男、杉沢四郎、三浦雄一、山本憲昭、正部家佑介、夏堀市太郎、壬生末吉、吉田豊、袴田健義。
 これらの人々が記録にはない記憶をされているのか、記憶があれど、今になっては水道企業団にうまくやられただけ。しかし、水道企業団の職員だけの思惑で水道事業が進められる訳ではない。議員側からの提案、つまり議員提案でも事業は執行される。まさか、このことを水道企業団は忘れてはおるまい。
 この議員提案による水道企業団の運営を読者諸兄は記憶していただきたい。これが次の展開を呼ぶことになるから。この件は稿を改めて記載。