2008年10月7日火曜日

水道企業団の利益隠し、水道料、本当は下がる 1

水道企業団の19年度決算が出た。売り上げが82億円、費用が75億円、差し引き7億円の利益。だが、これは目くらまし。水道加入金2億4千万円が抜けている。
 この水道加入金は家を建てる際に支払い、これは返されることはなく、水道企業団のタダ取り。つまり、これは売り上げと同様の収益収入。これを彼らは資本的収入に加算。
 ここが水道企業団の変な計算方法。と、言うのは決算が収益的収入と資本的収入との二つあり。複式簿記が発明されたのはルネッサンスの頃ともローマ帝国の頃とも言われる歴史あるもの。ところが、日本では大福帳(売掛金元帳)で、複式簿記の紹介は明治六年の福沢諭吉の『帳合之法』を待たねばならなかった。
 ところが市役所も水道企業団も変な帳簿を作成しているため、不思議な数字、変な分類を見る。水道企業団は建物の減価償却をするが、市役所はそれをしない。
 あるようでないもの、空。あるようでないもの、市役所の建物。普通、一般の住宅、工場などは固定資産税が賦課される。ところが市役所には課税されない。自分が自分に課税するでは漫画。
 ところが水道企業団は建物を減価償却する。なら、この建物にも課税しろ。ところが市役所と同じで、この建物は登記されていない。
 あるようでないもの、空、あるようでないもの、水道企業団と市役所の建物。確かに見えるが、あれらは登記されていない。登記されないものは減価償却は必要ない。市役所はそれをするが水道企業団は別。これ変じゃないの?
 それを悪用して、二度と返さない加入金を収益の欄に入れずに資本に入れ込む。その悪徳商法にも似た、収益隠しの原点はこれ。水道企業団からの文書。
水道加入金を収益的収入から資本的収入に組み入れる理由について。
 水道加入金制度を昭和54年から実施。当時水道事業は拡張事業に費用をつぎ込んだため収支が悪化。これを補うため水道加入金制度を導入。これを老朽施設改良に向けるため収益から資本に組み入れる。
 何を言っているのか分からない。当初、収益の悪化で加入金制度を導入。それを収益が改善されたため、利益が上がった。これを隠すには収益からこれを分離して資本に組み込んだ。
 それでは、これが何時から開始されたのか。これを追求しなければならない。