2008年10月2日木曜日

八戸市役所骨惜しみで測量屋絶滅の危機2

縄文の里八戸は遺跡の調査が時折ある。これに八戸市役所教育委員会が発掘業者に測量を委託。
 この作業にはキュービックというパソコンソフトを使い測量を開始、これが高く、三百五十万もするという。八戸の測量屋はそれを持たない。いつでるか分からない仕事に、そんな高価な投資はできない。が、世の中で成功するには法則がある。
 それは他との差別化、つまり、誰でもできるような仕事なら安い方に仕事は流れる
。スーパーユニバースの生き残りは、決して安売りやポイントカード、チラシ広告ではない。同じ食品で1円安い、高いは大した問題ではない。他にない食材、食品の取り揃えに妙味がある。このユニバースの必勝法を真剣に考えたことがあった、それは広告抜き、ポイントなしで成功する方法。そして、それには結論が出たがユニバースに教えには行かなかった。 
 さて、測量屋の差別化は他が出来ない仕事、つまり、昨日にも述べたようにノゾキだけでは差別化にはならない。だから、もともと仕事の量が少ない所に首を突っ込んでいれば餌の奪い合い。
 これの解消は他にない技術、日本は資源の乏しい国、技術立国以外に生き残れない。ノゾキも同じだ。同じものをノゾカナイことだ。それが遺跡の調査発掘測量。
 教育委員会で分かったのは、この手の測量に参加できるのは東京の業者。それも、八戸を上からノゾク航空写真屋、パスコたちだ。
 これらのノゾキ屋は現場を与えられると、上記したキュービックソフトを使い現場の平面測量を整理、成果品として八戸市に提出。平面測量だけなら八戸のノゾキ屋でも十分。ないのはソフトだけ。ところが、このソフトは八戸市が所有。その使用方法をノゾキ協会に教えろというと、そんなことをしなくても東京の業者は黙ってても着々と進める。そんな手間ひまをかけていられない。
 馬鹿野郎と叫んだ、今、八戸は仕事がなくて皆が困っている。そんな状態で東京のノゾキ屋に仕事を廻すのか、そんなことだから八戸人が食えない、冬になれば遺跡の調査はなかろう、その期を利して業者に指導し東京から宿泊代まで負担して遺跡の調査をすることはない。地元の業者に知恵がなければ知恵をつければいい。それを放棄して八戸の繁栄はなかろう。それが市役所職員の仕事と違うのか
 いつでもこれだ。市役所職員は自分のことしか考えていない。忙しいから東京の業者に仕事を廻す、それも悪くはない、ただし、地元ができないような大掛かりな仕事ならばだ。
 教育委員会はこの調査には資格がいるような話だった。すると、大学で学芸員の資格を取得した人物が、その会社に居るのだな、その履歴書を出せと迫った。
 物事には順序がある。石黒次長が「はちのへ今昔」に会議を開いた結果が交流センターに市民活動サポートセンターは不要だったと述べた、普通の人間だと、会議を開いた、不要の結論、仕方ないと石黒ならぬ腹黒にやられるが、ハイ、待ってました、その議事録を出せ!
 順序通りに攻めればいい。これで困った腹黒次長、課内をウロウロ、まるで檻の中の熊。無い物はない。
 教育委員会が出してきた委託先の会社の資料には、そんな学歴はない。ただ、遺跡調査に参加したという本当か嘘かわからない記述の羅列。
 これは市役所が都合のいいところだけをつまみ食い。自分たちの仕事を楽にしたいという御都合主義がこうした東京の業者偏重(へんちょう・一方ばかりを重んずること)となった。市役所は市民を育てろ、足りない部分は補え、業者にソフトを買う金がなければソフトをつけて業務委託をさせろ。
 また、遺跡の航空写真が必要なら、このときこそ市役所の学芸員がラジコンのヘリを買い、それを操縦し写真を撮れ、そうすれば東京の業者を頼みとする必要はない

 またノゾキ屋も頭を使え、八戸市がノゾキの仕事を誰に出しているかを調べることだ。酒くらって景気が悪いとオダ上げてる暇があれば市役所内を隈なく歩け、仕事は転がっているはず。それに気づかぬだけ。道に千円札が落ちてたら、後ろに車が来ていてもハザードランプを点けて停車だ。この位の根性無しに世の中は生き残れないゾ。世の中は知恵だ。