2008年7月31日木曜日

議会事務局の失態


八戸市には委員会があり、それが独立した形になっている。選挙管理委員会の失態を何度も取り上げたが、肝心な委員長がその責任を取ろうとしない。
 また、監査委員というのもあるが、この代表監査が一番高給を取る。大体市長のおぼえのめでたいのが就任。これが、また、無能のきわみで、監査といっても、あらかじめ課にいく日を教えて調査。これじゃ役立たずだが、そういう形式的立場だ。役所はことなかれ主義、秘密は漏らすな失敗は隠せが鉄則。
 消防が手当てを取りすぎたことがあったが、これを監査が見抜けない。青森で発覚し八戸にも飛び火だ。代表監査委員が消防の監査をすることになっているが、形式だから見たことにしよう程度だろう。
 土地整理組合の金を6億円食った親子がいた。当然逮捕。青森にもアニータで十五億円食った千田郁司、これは青森県住宅供給公社職員。公金横領は事件としては面白いものの一つ。自分が担当している金、大体は帳簿上の数字だが、引きおろして手のひらに乗ると金に変身。
 ここが金の金たる面白さで、金が問う人間性だ。持った人間を問うのは、その使い道、アニータに狂った千田は一回飲んだサバト(安息日)の味、一回が二回となりでとうとう15億。
 大体、長横町(飲み屋街)をウロウロする連中は誰も自分の話を聞いてもらえない。だから、大人の保育園で酒の勢いを借りてしゃべりまくる。その保母さんたる女は魂胆がある。千田は来ないかしらといい暮らして、溜まるのは金じゃなく疲労と皺。
 千田にはめぐり合えず、とんだ男に捕まって、こうした嘆きをかこつ(託つ・自分の境遇などを嘆く)もの、あそこでこの男に会わなければ、前の男といたならばと帰らぬ愚痴が出るようになるのは溜まった疲労か、皺の出る四十過ぎだゾ。
 役人が悪人に代るのは自分が保管する数字が銭に変わる瞬間。ここが金が問う人間性。悪事をするは欲望がそそのかすだけに直接的で面白い。
 さて、議会事務局も独立した部門、ここが司会議員をあやす場。議員のなかにはとんでもないのがいて、議場で喋るのはいいが、最初賛成で中ごろからぐにゃぐにゃしてきて、最後に反対するのがいる。どうなってるんだ頭の中、大体こういう連中は選挙で尻の方で入ってくる。誰とはいわないが、よくよく見てもやはりそうだ。
 議会の議事録、委員会記録を全部読んだが、まさにそうだ。これらの議員連中はどこに行っても同じ調子。よくこんなのを支持する市民がいたもんだと驚嘆。
 その委員会記録から漏れていたのが議会運営委員会記録。この委員会は常任委員会ではない。そのため「はちのへ今昔」もその存在に気づかなかった。ここが議会をどう運ぶかを決める重要なもの。委員会記録は永年保管だが、これを亡くした。昭和三十年から四十五年までの十六年分がまるまる無い。こんな記録を見せろというのは「はちのへ今昔」以外にはいない。だから事務局も気づかなかったのだろうが、それはまずい。
 紙で保存するから紛失、亡失するが、電子記録にしろ。わずかな金で変換できる。八戸図書館の古文書も原本見せずにコピー化しろ。紛失、盗難から免れる。
 無いものはない。無くなる前に対処せよ。