2008年7月28日月曜日

八戸市健康福祉部の努力不足・高齢福祉課と障害福祉課は連動し市民のために汗を流せ




別館一階に多くのお年寄りが集合していた。高齢者バス乗車証の切り替えだ。八戸市営バスが不採算路線を切り離し南部バスにくれた。ところが南部バスとて利益の上がらない路線は不要。廃線となった。
もともと戦時中に企業合同で八戸市営バスはなくなった。戦後復興で南部バスがその路線を保持。ところが三浦代議士が八戸の票を欲しくて、時の八戸市長夏堀と相談、その見返りで八戸市営バスが誕生。いつの世もこうした裏取引があるもの。
その八戸市営バスが垂れ流しの赤字、その解消で市民の税金をつぎ込む。それが、この高齢者バス乗車証。年間四千円だかを支払うと一年間乗れる。勿論、それで採算があうわけはない。巨額な税金が補填され、空気を運んで走る市営バスを助けるわけだ。
その乗車証切り替えに来たお年よりになにやら妙な説明。「一度降りてください。次のバスに乗ってください」「そりゃ不便だ」
何の会話かと聞き耳。するとこれが分かった。パンフレット片手に説明する係員。
高齢者バス特別乗車証(これをはつらつ共通バス券と言う)について
○特別乗車証で南部バス(八戸市内に限る)にも乗れます。
  平成19年7月1日から、今回交付した特別乗車証で八戸市内に限り、市営バスと南部バスどちらにも乗車できます。
○次のことに注意してください。
 ※ 乗車できる南部バスの路線は、八戸市内間の路線に限ります。市外へ行く場合、市外から八戸へ戻る場合も、八戸市内の区間も乗車証はつかえない。
 このような場合には、八戸市内の区間の分も含めた全乗車区間分の運賃をお支払い頂きます。差額分を支払う方法での対応はできませんので、ご注意ください。また、いったん停留所で途中下車し再度同じバスに乗車することもできません

※ 南部バスが運行する臨時バスには乗車できません。
これは不便。杖を頼りに歩く高齢者、障害者はほほえみ乗車証と呼ぶが、ほほえみなんか出るはずもない。考えてみろ。三日町からバスに乗った。階上へ行くとすると、八戸市内の果ては工業大学前、ここで降りろという。
 ここまではタダ。よいこらしょで降りたら次のバスを待てという。次のバスはいつ来る? 1時間先か、2時間先か。東京都内のように頻繁にバスが来るなら降りもしようが、雨でも降っててみろ、泣きたくなろうが、今は夏だから蚊に刺されながらも待てるだろうが、雪はどうする、雪だよ。
 自分の都合しか考えないからこうした体たらく(非難の意をこめて用いる。 ざまと同じ)だ。健康福祉部には頭脳がないのかネ。
 高齢福祉課長に訊くと、南部バスがうんと言わないのでこうなった。「はちのへ今昔」が訊いたのは、工業大前に来たら、乗車証を見せ、整理券を取り、そこから乗車した料金を支払えばいいだろう。
 その回答がそれ。南部バスがうんと言わないなら、南部バスに金をくれるな。八戸市営バス救済のインチキ垂れ流し高齢者バス証で助かっていたが、そこに南郷村の合併だ。千七百人だかの人口が欲しくて合併するとツケが回った。八戸市営バスは南郷を回っていない。そのため市営バス救済のでたらめ補助が、その分、南部バスに回った。バス停で待っている婆ぁさん乗せずに類家のバス停を走りぬけたのを目撃。こんな程度の運転手しかいない。だから赤字なんだよ。犬猫乗せても運賃は取れないゾ。婆さんだから銭も払うんだ。手を挙げても止まりもしなかった。ナンバーも覚えているが今回は勘弁してやる。なる堪忍なら誰もする、ならぬ堪忍するが堪忍。堪忍の袋を常に胸にかけ、破れたら縫え、破れたら縫え。
 どうして、こんな簡単な整理券を取り、そこから清算が何故できない。
 その交渉も南部バスとできないはやる気がない。もっと汗を出し、銭を出す側は強く出ろ。市民の利便を図らないなら銭は出さないと。南部バスは油代が払えずヒイヒイ。普通の会社なら倒産。それを燃料屋に待った、待ったで助けてもらっている。
 市民の利便図らず数千万円が貰えないとすりゃ、燃料屋も黙っていない。赤さびだかペンキだか分からない廃車寸前の車をだましだまし、あやしあやし動かすのも苦労だ。それから比べれば整理券で現金収入。南部バスが嫌だというはずもない。これは市営バスの横着か、それとも健康福祉部の怠慢か、そんなところだろう。もっと市民のために働け。水道企業団もダルイがここも同様だ。