2008年8月5日火曜日

利己主義・鉄面皮・厚顔無恥な水道企業団


他人からは金を取る、自分は払わないと、どうにもならないのが水道企業団。世の中にはこうした手合いがいるもので、昨日終了した山車祭り、三社大祭の行列に出たがりの議員たちがいる。各町内の旗の前に立ち、沿道の人々に手を振るが、これも選挙活動。それなら、それで、祭りの実行委員会はこれらの議員から参加料を取れ。国会議員からは一人百万円、県会議員は五十万円、市会議員は二十五万円。これで応分の負担を払うことになろう。なんでもタダは拙い。
 さて、水道企業団が市役所からタダで掠め取った(かすめとる・こっそりと奪いとる。掠奪する)市役所隣のビルに、北奥羽サービスと消防本部が入居。消防本部は広域事務組合で公的機関。ここには無料で貸してもいいはずだが、水道企業団は料金を取っている。二階、三階で55万円、民間会社の北奥羽広域水道サービスには46万円で貸している。この会社は株式会社で、その社長は水道企業団の実質的責任者の大久保勉氏だ。
この北奥羽サービスとの契約はどうなっているのかを精査(せいさ・詳しく調べる)。契約書類の開示を求める訳だ。「はちのへ今昔」も年寄りになったので、手口を詳細に記して、行政と市民の関わりに疑問を持つ人の参考にしてもらう。
この情報公開法の面白い点は、今、作成中の文書も見れる点にある。行政員の執行する法的根拠がどこにあるのかが、大事な解明点になる。
つまり、彼らがなす行為が原理原則に反していないかを問う所に、開示の大いなる謎解きに似た痛快さがある。更に言及すれば、担当課が特定の業者と随意にする契約が狙い。大体、この随意契約が曲者。特定の業者との癒着がある。
どういうことかと言うと、利便を供与する見返りに、くだらぬ、つまらぬ金を業者にねだる。忘年会の資金だとか、花見の金などのたわいない(取るに足らない)もの。だが、この金が欲しいのが役人の特性。自分の金でもないが、支出行為のできる俺様に感謝しろと置き換える。だから、随意契約を調べることは、存外、役人にとっては旧悪を暴かれることになるので嫌なもんだ。
人が嫌がることをするのが存在意義。人から嫌われるということは、他が存在を認めているということ。だから張り切る。日本人はアメリカに何をされたか、人類初の被爆国だ。ガンジーは無抵抗で英国の支配をブチ破った。沖縄戦、東京大空襲で殺された人民。この無念を誰が晴らす。我ら日本人は永遠にこれを忘れてはいけない。そして、たとえ殺されても、このことを声高に叫ぶべきだ。平和に慣れてはいけない。平和は大事であるが、それは先人たちの犠牲で手にしたことを忘れてはいけない。毎晩、空から爆弾が落ちてくる音に怯えて、地面に穴を掘り、地虫のように災難を免れてきた先人の苦労を忘れてはいけない。
さて、諸君、開示請求で手にしたのがこの契約書。これを良く読むと、北奥羽サービスが駐車している土地を貸してはいない。建物だけの契約になっている。つまり、北奥羽サービスが駐車場として占有している部分は不法占拠。これを水道企業団は黙認していた。
 これについては一台あたり6000円を徴収せよ。さかのぼって5年分を請求しろ。水道企業団が市民の代りに水道事業をさせてもらっているの意識があるなら徴収するべき。自分たちの水道企業団だと思い上がっていないか。そんな奴ばらは市民の方から願い下げだ。
 平成20年8月4日午後2時から水道企業団の議会が八戸市議会の第二会議室で開催された。水道企業団は他団体ですと、総務課長の下村氏が「はちのへ今昔」に告げた。それは、「はちのへ今昔」が水道企業団の利益金を八戸市が建設する三日町の交流センターの費用にあてようと捜し始めたときの言葉。
つまり、水道企業団は市役所と何の関わりもないと明言。そして、水道事業一切の権利を八戸市からタダで貰ったと主張。それは八戸市民の知らないところでなされた。県が認めたからというのが彼らの言い分。
掠奪(りゃくだつ・略奪とも奪い取る)した水道企業団は他団体です。なら、他団体が八戸市役所の議会第二会議室をタダで使うのか? 八戸市議会事務局は何故タダで貸すのかと問うた。すると公共団体にはタダで貸すことができると条例に書いてあると指し示したのが目的外使用条例。諸君、役人はこうしたことを必ずする。これが彼らの行為を正当化するもの。だが、こんな条文を出されたからと言って、ひるむことは毛ほどもいらない。あせらずじっくり条文を読め。必ず、タダで貸すことができると記してある。
地方公共団体にはタダで貸さなければならないのと、貸すことが出来るは天と地の差だ。法令、政令、条例で規定されているのなら、それは遵守(じゅんしゅ・きまり・法律・道理などにしたがい、よく守ること)すべき。しかし、法律は諸刃の剣で、相手方にも利があるように読み解ける。タダで貸せとは書いていないと食い下がれ。ここがポイント。
他団体の水道企業団は年間87億円の水道使用料を徴収し、十億円の利益を上げている。八戸市は利益の出ている他団体にタダで貸す法はない。しかるべき金額を請求するべき。これが市民のためだ。市民は自分の生業が忙しいので八戸市職員に、その仕事をお願いしている。そのお願いされている職員が八戸市民のためにならない仕事をするは納得できない。そんな程度のことしか出来ないなら、その職員は配置転換でしかるべき場所に移動させるべき、市役所の仕事で辛いのは総務部の警備宿直。これは難儀(なんぎ・わずらわしいこと。面倒な事柄。困難)だ。こうした困難な仕事に従事してくださる人々に感謝すべき。このような仕事に適正に法を処理できない人々を配置転換させ、困難を味わっていただけ。
さて、議会事務局は水道企業団は部屋代を払う用意があると言うのだから5年間さかのぼって請求しろ。市民は冷房費も電気代も他団体のために無料で使用させたくない。正当な金額を支払わせろ。
さらに、「はちのへ今昔」が水道企業団に噛み付いたため、北奥羽サービスから九月分より駐車場代を貰うそうだ。これで当然、あたりまえ。世の中は役人のためにあるのじゃない。それを支えているのは声なき声の市民たちなのだ。「はちのへ今昔」はその代弁者。