2009年4月8日水曜日

八戸市役所五月からタイムカード導入

「はちのへ今昔」に食いつかれ、勤勉でない者に勤勉手当7億3千万円支払ったと追求され、それが嫌さにタイムカードの導入決定。一年がかりだ。
 「はちのへ今昔」は市政クラブに属していない。自発的に属していないのではなく、お声がかからない野良犬。しかし、狼なみに遠吠えだ。しまいには遅刻者を写真撮影してくれた。それでも改革まで一年かかった。役所は恐竜、プロントザウルスで、尻を押せば頭が下がる、頭を持ち上げれば尻が下がるような、どうしても動きたくない動物。それでも、動かした。市政クラブに属してないから、事件現場にも行けない。写真も撮らせないで、悪戦苦闘。それでもブログ報道ですら、ここまで出来る。「はちのへ今昔」は月刊誌発行をやめた。それでも、まだブログだけでも頑張るのは嫌がられると、又、誉められたと笑う根性があるから。
 それでも、書かないでくれと哀訴される事件も多い。幾つも書かずに勘弁してくれた。「はちのへ今昔」は新聞じゃないから購読料もいらない。だから、哀訴する事件は黙る。書いたところで誉められるわけでもない、くさされるわけでもない。自己満足でしかない。四月に入ったので戦略を変更だ。つまり宗旨替えだ。更に嫌がられることを好んでやる。65歳を廻った高齢者が、今更紳士面はしない。瀕死面だからヨ。
 三八五の給食配送、昭和46年からの随意契約も、競争入札になった。「はちのへ今昔」を甘くみているからだ。佐々木聡は脅かしに行ったと書いたが、入札になるヨと教えに行ったのサ。甘い汁を吸った連中は気をつけるがいい。積年役所と癒着している連中は覚悟されたい。今年も昭和32年から甘い汁の吸い続けを見つけた。これも斬る。
 市民病院への貸付7億円、上野寛永寺一品親王の金貸しのように、千両貸して一年後に返す。利息だけいれると又貸す。これに眼をつけて千両を貸す業者が出た。江戸の昔と同じことをしているのが八戸市役所。妙な話が山盛りだヨ。小林市長がドッキリする山も捜査中。一つはできたが、後二つを追跡中だ。これが首尾よく出れば次の選挙はちょっと危ないかも。
 やはり面白いのは議員の構成する委員会。この総務、議会運営委員会は見ものだ。写真を撮らせない、録取させないと市政クラブに属さぬ者は徹底排除される。それでも、一流新聞に負けない狙いを定めている。惜しむらくは読者が少ないことだ。
 それも金目当てじゃないから道楽の範囲だが、桜咲く根岸の里の侘び住まい、それにつけても金の欲しさヨで、懐が淋しくなったので、「はちのへ今昔」得意のタンカ売、「十二支占い」で東北六県を廻ることにした。フウテンの寅さんの世界への仲間入りだ。どこかの縁日で逢うかもヨ。
 どんな喋りか? 月刊「はちのへ今昔」に掲載したものヨ、子年から亥年までを喋るのサ。通しで喋ると二時間かかる。ブログを見る人は知らないかも、少々見せる。
生まれ年で人間の性格、性状が定まると言う、子(ね)年生まれの人は金なくてなんの己(おのれ)が人生かな。
 子年生まれの人は、一に金、二に金、三に金なら死ぬまでが金、カネ、カネ、カネと、一生お金に縁のありますのが、この子年生まれの人、大きなことに間が抜けて、小さなことに汗水垂らして奮闘(ふんとう)し、お掃除洗濯が大好きで、こつこつ、こつこつ、せっせ、せっせと貯(た)めましたるそのお金、色に迷い欲にボケて、人に騙(だま)されて大損(おおぞん)をするなり。若いうちは人に言えないような苦労をなさるが、長(ちょう)ずるにしたがって、あれが天下の金持ちよ、あれが村一番の物持ちよと威張(いば)って世渡(よわた)りができるようになります。
 ねずみ年生まれの女は鉦(かね)と太鼓で探し求めなさい、所帯(しょたい)持ちが良くやりくりが上手、高砂や、この浦船に帆を上げての三三九度(さんさんくど)の杯(さかずき)をかわしましたるその晩より、へそくりを作ることを夢みております。買物上手で経済観念(かんねん)も旺盛(おうせい)、しかし、なかなか欲が深く、転んでもただでは起きないという性格。ただで頂戴(ちょうだい)できるなんて話を小耳にはさみますと、どこまでも走って取りに行くという根性だ。正月元旦のめでたいその晩に、葬式用具がタダでいただけるなんて話を小耳にはさみますと、何処までも走って取りに出かけるという。
 反対に出すと名前がついたなら、お魚食べても骨出さない、梅干し食べても種ださない、一文(いちもん)惜(お)しみの百知らず、伊勢の国が産みました、わが国天下きっての国学者、本居宣長(もとおりのりなが)という人は金貯める人の心と降る雪は積もるにつれて道を失うとあまりの強欲(ごうよく)、ケチをいましめております。
 この年生まれの人にはあの文豪(ぶんごう)の菊池寛(きくちかん)がおります。明治二十一年、十二月二十六日生まれのつちのえね年。この年のねずみは、至って智慧(ちえ)に恵まれまして、義憤(ぎふん)に富み慈悲深く、よく人の面倒をみて、世間から尊敬されます。同じねずみでも、余り人に害を与えないので一般から信用を受ける。よく人間の感情を悟(さと)るので、いつも人の心の中に入って苦労をします。
 こんな話ヨ。日本の話芸は三つ、一つは講談、二つ目が浪曲、三つ目が落語だ。「はちのへ今昔」はこの三つをこなす。講談はプロに教えた。これは前にも書いた。もう一つあるのが庶民の話芸、それが寅さんの世界、テキヤのタンカだ。これにはガマの油売り、のぞきからくり、バナナの叩き売りなどがある。一番難しいのが先生と呼ばれるロクマ。つまり十二支占いだ。これのできる人間は少ない。東京だと地下鉄の構内でできるようになったそうだ。
 縁日や祭りなど人だかりするところで「はちのへ今昔」を見つけたら石を投げないように。やられた仕返しをしようなどと良からぬ根性はお捨てになることだ。