2009年4月7日火曜日

道路維持課、便利な要綱なぜ使わぬ

八戸市役所には便利で勝手な伝家の宝刀の要綱がある。これは役人の一存でどうにでもなる代物。議会を通す必要がない。もう少し踏み込んで言えば、勝手放題、でたら放題と言えるもの。
 何、自分たちが主催の適当博覧会で、一等をとろうと目論むようなもの、たとえて言えば、教育委員会の文化賞のようなもの。外部の人間は一人も入れず、小役人物知らず、世間は役所の中にこそあるという、猛烈、カツレツ、卑劣に劣等なる奴ばらが、自分たちの都合のいい理屈をこねて、気に入った奴にくれる。もともと。こんなもの貰っても腹の足しにもならぬが、老い先短い年寄りには優先してやれ。
 年寄り叱るな行く道じゃ、子どもを怒るな来た道じゃの語もあるように、年寄りには親切にするもんだ。教育委員会はそれを教えるところじゃないのか。自分たちの都合のいいように、集団でやるところに汚さがある。自分ひとりじゃできないのサ。責任を取らされる、詰め腹斬らされるのが怖いのヨ。
 こうした奴らが考え出すのが、法律にも条例にもない要綱だ。これは議会の承認を得ない。だから、課内で適当にできる。八戸市民病院に七億の金を貸した。ところが決算書には出ない。これを現在解明中。これも要綱で決めたそうだ。七億円だぞ、七億円。これをチョイ貸しして、年度内にコラ返済で、帳簿に載らない。こりゃどうじゃで、井伊直弼の胴。これは洒落だ。
 さて、道路維持課の話だ。例の東北電力のいい加減体質で適当計算の街路灯の請求一億二千万円、これにはメーターがついてない。ところが、60Wまでは市役所の負担、それ以上のW数は町内会の負担となっているそうだ。そこで、その差額を道路維持課の姐さんが必死こいて、毎月キップを切る。支払い命令書をキップという。男立てをきっぷがいいと言うがこれは気風がいいが転じた。キップは切符だよ。割符(さきふ)を指す。手形、為替を言う。
 このキップ通りに町内会が全員決まった日にちで支払いをする。二十町内がある模様で、遅れて支払う者もいて、いやあ、頭が痛い。遅れりゃ督促だ。その手間考えたら一人の姐御を貼り付けるも愚かじゃ。全部合わせても毎月五万にみたない。人件費考えれば、既設の街路灯は100Wまでは無料にして、新設の物は60Wに規制し、100Wは破損、劣化で入れ替えは60Wしか認めないようにすれば労力の削減になろう。
 これを伝家の宝刀いい加減要綱で決めればいい。省エネばかりが資源の節約じゃない、年間60万弱の街路灯負担金を徴収しない方法も立派な省エネだ。生きてるうちに頭を使え、頭は帽子をかぶるだけじゃない。