2008年9月10日水曜日

親をも売るのか水道企業団、広報に便乗し無賃配達


忘恩の徒の言葉がある。忘八(ぼうはち)ともいう。仁義礼智忠信孝悌(てい)の八つを失った者を指す。南総里見八犬伝がこれを柱として作られた。ご存知、滝沢馬琴の手になる。山東京伝の弟子、勧善懲悪物を得手とした戯作者、八十一まで長生き。芥川龍之介の作に晩年の馬琴を書いたものあり。これもいい出来だった。
 忘八は女郎屋の亭主をも指す。水道企業団は仁義礼智忠信孝悌を知らない。八戸市議会の部屋を無料で使い、それを払っていないことは前に記した。もともと八戸市が所有した税金投入の塊の水道事業を市民の知らないところで掠(かす)め取った。これ自体がとんでもないことだが、自分たちの議会を持つなら、自分たち水道企業団の中でしろ。あたかも、八戸市役所と関係があるような素振りをして、実は何の関係もないと、総務課長の下村氏はいう。水道企業団は他団体だと。他人が何で本人面して八戸市の議会の部屋を無断進入して、銭も一円も支払うことなくいまだに使用できるのか。議会事務局も事務局、これを積年見過ごすは愚の骨頂(ぐのこっちょう・この上なく愚かなこと)。八戸市もボケだが、それを良いこととして市役所に図々しく入り込む根性が汚い。
 議会事務局には五年さかのぼって請求するように伝達、するかしないかは市民が注視すればいい。
 さらに汚い手口を発見。それは「おらほの水」、これは水道企業団が八戸市役所の広報のように市民に配布するもの。この配布を長年無料で八戸市に依頼。
 これが発覚したのは町内に居られる行政委員の高齢化。年間百八十万円で、ボランティア的配布。ところが寄る年波で勘弁して欲しいの弁あり。そこで広報公聴グループが調査、出来ない、勘弁してくれと、もう少しがんばる地域が出た。出来る地域は行政委員に、できない地域はチラシ配布業者に頼んだ。
 ここで長年図々しく、この制度に一円も支払わず配布を願っていたのが汚い塊の水道企業団。こいつらはどういう神経なのだろう。市役所から土地建物、水道設備の一切を無償で盗んだだけでなく、立っている者は親でも使え、寝ている者なら病人までもコキ使えじゃ忘八のチャンピオン。これ以外のこんな汚いズルイ、カッコ悪いの3Kを知らない。
 八十二億円の水道料を得て、十五億円の利益を出しながら、一円の銭も払いたくないはどういう料簡なのだ。これこそ料簡違い(りょうけんちがい・心の持ち方が正道にはずれていること)という。水道企業団の長はお飾りの小林市長、理事者側の根性が汚い。その報告だけ受けて信実が見えるのか。
 市長は意気込みあれど、部下がヘイヘイ言うだけで動こうとしない。体に麻痺が進行している。担当課は水道企業団に請求しろ。水道企業団被害者の会を作り足並みを揃えろ。(「はちのへ今昔」被害者の会ってのもあった)
 五年にさかのぼり半分の九十万円、四百五十万円を請求しろ。かれらはふんだんに金を有しながら金の使い方を知らない。こういうのを守銭奴と呼ぶ。
水道企業団は請求されれば支払う用意があるとぬけぬけとほざく(他人がものを言うのをののしっていう語)。月夜に狼が吠えるがごとく、銭を払うと水道企業団がほざくからには徹底して請求の態度を貫け。水道企業団は他団体、八戸市役所とはなんの関わりもないのだ。