2008年9月4日木曜日

藤川優里市議のよわった、困った、日和下駄のオンブズ達9

平成 5年 9月 定例会-09月14日
岩織政美市議の会議録 最終 
ですから、ゼネコン癒着の問題であっても、仙台市長でああいう不祥事があって、贈収賄事件を問われて、逮捕されて問題になったハザマ以下四社を指名停止処分にしているんじゃないですか。しかし、これは市の発注工事には関係ないですよ、その問題に関する限りは。しかし、市は、建設省なり、各地方自治体の対応を見て市もそういう対応をとった。この限りでは正しい。しかし、これは、信用度の問題について言えば、市の発注工事には関係ない。しかし、これは信用度を著しく損ねた行為でしょう。ですから、指名停止処分をしたでしょう。なぜ小幡建設に対しては同じような判断対応ができないんですか。そこには何かできないという具体的な根拠はありますか。それを述べていただきたい。 とりあえず以上についてお願いします。
市長(中里信男君)
(前略)それから、ひばりの里の理事として、これは先ほども申し上げたんですが、市長就任と同時に辞任をいたしたいという旨を申し入れて、わかりましたと、こういうことを言われておるわけです。ところが、事務手続上に相手側の方でおくれたということがあって、途中で申しわけないということも言っておったんですが、そういうことでおくれたということで、私は、その辞任を申し入れて、わかりましたということで辞任しておるものだ、このような判断をいたしております。 それから、その小幡建設と、ひばりの里の受注、発注の関係、これには全く私は参画もしていないし、わからないわけであります。そういう中で、その受注者と発注者の中で、三千万円がどうしたこうしたと、それで差し押さえをかけたというような事情等については、これは申し上げられる何ものも持っていないのでございます。それぞれの立場でお話し合いがなされたものでしょうと思っております。 そういうようなことからいたしまして、私は補助金の計上についても、地元に長年願ってまいりましたケアハウス実現のために成功してもらいたい。こういう市の重点施策にも入っておるわけでございますから、それを進めてまいった、こういう経緯でございます。 あとは部長の方からお答えします。
財政部長(村手聡君)信用度という点について御答弁申し上げます。 先ほどの答弁の中で、市の事業ということで信用度を図るということを申し上げたわけでございますけれども、これは、いわゆる事実関係について、市にとって判明しているもので判断するということでございます。 贈収賄事件につきましては、市の公共工事の発注に対して非常に影響があるものでございますから、ハザマ等四社につきましては、指名停止処分ということをさせていただいておるわけでございますけれども、これにつきましては、当事者間の債権債務の問題でございます。そしてまた、公判中であり、また第一審でも小幡建設は勝訴しているところでございます。事実関係が非常にはっきりしない状況でございまして、それによって信用度を図るということは、なかなか難しいことだというふうに理解しております。
三十四番(岩織政美君)あとわずかですね。 今の再答弁で、さらにまた指摘しなければなりません。ほかにもあるんですが、そちらはもうカットしまして──市長、平成三年十一月まで就任したことについて、私は辞任を申し入れしてあったが、事務手続上のおくれで平成三年十一月まで時間が延びた、こういう答弁ですね。そこで新たな疑問は、正規の法人組織、理事会は必ず理事会の議事録を県に出すんです。そこには必ず理事の全員の連署、署名があるでしょう、捺印があるでしょう。恐らくこの時点では、辞任までは市長の判こが使われているはずなんですよ。使われていないと市長は首を振る。問題は、事実はほとんど理事会は開かれていない、こう言わざるを得ないです。ですから、市長は三千万円についても、私は何も知らない。だれも教えないからと言えば、そうでしょう。理事会でこういう問題が全然議題にならないというのはない。 市長、これはもう一点質問しますが、前田勇氏の理事解任の理事会の議決には、市長は理事としてどのようにかかわったんですか。これを答弁してください。 前田勇氏が解任された根拠は三つありまして、一つは忠実義務違反、これはケアハウスを設置した行動が勝手なものだから、けしからぬということです。私は、これは根拠は薄いと思います。次、背任行為、三千万円問題、全く個人間の問題を法人組織に責任をかぶせようとしたから背任行為だ。私はこれも間違っていると思う。唯一、前田勇氏が失点として指摘されて抗議できないのは、さきの議会で私が取り上げた、ひばりの里通路封鎖問題です。これについて前田勇氏は、みずから八戸ガス興業の馬渡就氏に同意を与えたために、この責任を問われた。私は、これはやむを得ないことだと思う。申し開きのできない、ただ一つの例だと思う。しかし、他の二項目について、これは正当な根拠とは言えない理由で、副施設長を解職され、理事を解任されているんです。そして九万平米の土地を失う。一切の収入源を絶たれ、すべての財産を失って、数千万円の借金を背負って生活に苦しんでいるのが、今の前田勇氏の実態なんですよ。その直後のきっかけは、今言ったように、ひばりの里理事会の解職、解任決議なんです。それに当時市長がまだ在任中ですから、どういう会話でしたか。大事なことです。それを一つお願いします。 それから、財政部長が答弁したから財政部長に聞かなきゃならないんですが、事実関係が判明しているものについてだけ判断しておる。信用度の問題について、小幡の問題については事実関係が判明していないからという、暗にそういうことになるわけですね。今一回で答弁が終わるからやむを得ないんですが、財政部長、私の質問を受けて、どういう調査、どこまでどのように突っ込んで調査しましたか。小幡建設、当事者の前田勇氏、両方から事情聴取しましたか。それとも、それはやらないで、どうせ岩織議員の言うのは、適当にあしらっていればよい。これは、事実関係はわからないから、裁判で係争中の問題はどうにでもなる。そういう判断でおさめたんじゃないですか。もう一度答弁してください。これでもう時間はないですね、終わりですね。 以上です。
市長(中里信男君)理事会の件でございますが、先ほど申し上げたように、市長就任と同時に辞意を表明し、それを了解しておるわけですから、当然私に理事会の案内が来るわけがございません。したがいまして、前田勇氏を解任の件について判こを押している事実はございません。そういう経過でございます。
財政部長(村手聡君)信用度のお話でございますけれども、小幡建設の問題でございますが、ただいま裁判、係争中の事犯でございます。それにつきましては、裁判の判断があった時点で判断しようというふうに考えておる次第でございます。