十時開催、理事者側の説明後先ず寺地議員が質問、この人の質問は最初は判り良く次第に何をぬかすかわからなくなる特性、前定例会では市長を選挙違反と決めつけ市長から凄まれ前言撤回という体たらく。今回もロクなことを聞かないだろうと予想、やはり質問のための質問、テレビが録画に来ていたので張り切ったか。
次は夏坂氏が断水についての補償要求はあったかを聞き、大小コンビの大の方(水道事故は大小が頭を下げたのサ、大は大久保水道企業団副企業長、実質責任者、小は小林市長だ)が要求は出ていると説明。どのようにするかは未だ不明。断水した所へは料金減額ありの発言に夏坂氏は通水した家でも親戚の断水家庭に水をやったのでそれはどうなると噛んだが、これはいいがかりに等しい。一律減額を要求するならするで、こうした言い方は好ましくなかろう。
三番手は上条氏、ムーミンパパのような風貌、言葉は丁寧だが論旨が不明、この人と小林市長の立役者工藤氏と「はちのへ今昔」が金入明義氏と面談中、小林市長擁立の話が出た。このことを昨年夏、ムーミンパパが「はちのへ今昔」の記した市議定員減につき苦情を入れた。そのときパパは「小川さん、あの時の顔ぶれもあんたと私の二人になったね」「おうそうとも、今度死ぬのは俺の番だろうよ」と応えてやった。
さて、パパは情報伝達手段のほっとするメールの利用者を市民の二割程度ではなかろうかと発言するも、五千程度でしかない。まして議員はそれにも加入していないだろう。こんなメールで解決するはずもない。マスコミをもっと活用せよと言った。これは面白い部分を含んでいる。本人は意識せず使ったのだろうが、タダ情報としての放送と有料放送がある。公共報道はテレビ局が時間を極めて放送、これは放送局が時間を忌める、しかし、民間が広告を出している。その広告の下にテロップ(文字)を無料協力で入れさせてもらうがあったナと連想した。世の中は連想ゲームのようなもの。人の話を早く終らないかなと聞いていると見えるものも見えない、聞こえる声も聞こえない。パパは発言の中に巧みに自己宣伝をするが聞いていて聞き苦しい。また言ってやがると議員連はドしらけだ。水道企業団の体制の中に小の小林市長がチョコンと乗っている状態ではと批判ともとれる発言あり。いかにも稚拙な表現をしたかと本人自分の言葉に自分がビックリして慌ててこの発言が適切かどうかは判りませんがと言い直し。食いなおしとか言い直しはみっともない。草稿を練ってから発言するべき。こんなんで県会行って赤恥をかかぬよう、ご用心ご用心。
松川氏は給水車に長蛇の列、苦情を受ける市役所職員がいない。給水車が昨日は二台、今日一台は何たる理由かを説明するべきと自分が見てきた意見は鋭い。
藤川氏は県は何をしたか、県にもっとお願いすることはなかったのかと聞くが小林市長は水道はプロの仕事、県は水道事業を持っていないので願うことはないと大見得、ところがこれが直ぐひっくり返され赤恥。それは次の三浦ひろし氏質問による。
三浦ひろし氏、県はヘリを所有している、広報活動で消防団が消防車を走らせそれを担ったが、ヘリにもそれをさせよと提言、交通安全週間だかでそれを見たに対して、小林市長はまさにそれがあった、藤川氏の発言で県に要請することはないと言ったが訂正すると赤面したのか、色が黒くて判らない。つねりゃ紫、食いつきゃ紅よ、色で仕上げたこの体と江戸の端唄じゃ歌われるけれど、小林市長のは力いっぱいつねってみても、色が黒くて判らないで、赤面しても目立たなくてお幸せだ。
ここまでは三浦ひろし氏も男を上げたが、八戸市内の井戸水を共用する、あるいは市で井戸を掘れの話は百四十年前の江戸時代の話か?と頭の中を覗いてみたい。飲料水にするには水質検査が問題、江戸のころはコロリが心配だったが、現今はPCBとかDNAPLなど現代ならではの水質汚染物質がある。これらに対応するには水道しかない。こんな井戸を掘ることより水道企業団はところどころに5トンを溜めた緊急貯水糟五ヶ所を有する。これを増やすことを提言するべき。不勉強極まりない。だいたい民主は勉強会をしているのかネ。
伊藤氏は野党的発言の出来る貴重な人材、水道企業団の職員が断水発生を家族に洩らし、それが原因でポリタンクが報道される前に早々売り切れ地域が出たと噛む。大が弁解し今後注意と謝した。
石橋氏は民主の中の論客の一人、論理明快で狙いがいい。火事が発生しなかったことは勿怪の幸い。水道が機能しないということは消火栓が働かない。これが白銀大火の原因だった。三島ポンプ場が停電で動かなかったのだ。消防が消火栓にホースを繋いでも水がこない。ディーゼルポンプに切り替えなかった市役所の責任なのだが、消火栓が機能しないで消火できまセン。そこであそこら辺が丸焼けヨ。これが起きなかったは幸いだったは至言。この人は着想がいい。勉強もしておられる。が、根城浄水場はどうなったかはいただけない。大小コンビに徹底的に論破される隙を作った。奴等としては自分の正当性をここぞと言いたい、攻め込まれてばかりでは体に悪いと老朽化、耐震化に莫大な費用と得たり賢し(物事がうまくいって得意になったとき発する語。しめた、これはありがたい)で、日頃常頃計算し知悉していることになれば、それはもう議員連が束になってもかなわない。そこでキャンキャンと石橋氏は引っ込む。
次は自民党会派から叩き出され議会でタダ一人家無き子の坂本みちのぶ氏、断水で理事者側の参集範囲はと聞いた。元日は四部長が集まったが、この規定は防災手引きにはない。いい質問だが、自民を追い出されたことが不満なのか態度が宜しくない。ムーミンパパのような慇懃無礼も良くないが言動行動に一工夫あってしかるべし。質問内容は踏み込んだ鋭いものあり、緊急手引きにないことが発生したが理事者側の不徹底は衝かれてしかるべし。断水補償をどの範囲までにするか幾らにするかに専門家を交えるべきも今後の指針を与えた税理士ならではの質問。
松橋氏の質問は質問のための質問、最後の三浦たかひろ氏の質問の中に県が工事した導水管の事故が工事ミスならば工事業者の新日鉄に補償要求をするのかに、大はグズグズと返答。しかしこれは問題を残す。県が川の拡幅にともない工事を決定、それを新日鉄に命じ、工事完了検査を誰がしたのか、それは水道企業団ではないのか、それを八戸市の土木部が、そのころありましてグズグズと大が言い訳、ここにこそ水道企業団にいい加減体質が隠されている。ここを徹底追求するのは誰? この議会傍聴はタダ、迫力あるやりとり、緊迫した受け答えは国会じゃないので望むべくもないが、家にいられない理由のある人は傍聴をすすめる。終了は十二時四十分。弁当も出ないじゃ議員は不納得だろう。ゴクロウサン。