2008年6月17日火曜日

何を狙うのか、八戸市会議員定数削減案自民党内で急浮上

議員定数削減案急浮上
議員の報酬引き上げをお手盛りだと、議会を傍聴して垂れ幕を下げてやったのが、三十年も前になろうか。その当時の議員の数は四○名、報酬額は議長は二十八万円、それが六十八万になって二・四倍。議員は二十三万円が五十九万の二・六倍だった。
あまり貰いすぎて申し訳ないと二%下げた。消費税より悪い。それは平成十六年。議員の数も四人削減。そもそも議員は無報酬で汗水垂らして市民の為に議会で意見を述べるもの。昔八戸の助役は無給だった。
意見も異見も述べずに、議場で居眠りこいて報酬だけしっかり取るはこりゃイケン。遺憾の間違いだろ? そうとも言う。歳とってくると自分の知ってることだけが頼り、ところが婆さん、孫の機嫌をとろうと「このあもろなえみって可愛いね」「おばあちゃん、あもろなえみじゃないの、安室 奈美恵よ」言い負かされて悔しいそんな時、反撃するのが「そうとも言う」だ。
これは役に立つ、生意気な眼の周りが狸かパンダの厚化粧の孫もタジタジ。年寄りになると足腰弱くなる分、口だけは達者だ。負けるな老人、ご同輩。日曜日に東京に出かけた、電車でつり革に摑まっていると、若い衆が「どうぞ」と席を譲ってくれた。そういう歳になったダヨ。
さて、八戸市議会自民党の派閥内では、来年十月の市長選に市議会議員の補欠選挙がある。これは市議の長老、谷地さんが亡くなったことによる。ところが、この補欠選挙に出て当選するだろうと考えられるのが吉田じゅんいち氏。ご存知一票差で落馬。それに不服で八戸選管に投票用紙の見直しを願ったところ、用紙の数え直しをした。
投票用紙に何が書かれているか、他事記載ではないか、吉田姓が二人いるので、票がまぎれていないかと、再点検を願うも、票の数え直しをした。
ズレている。後から気付いたが、これは八戸選管では当然。何故? それは選管委員長はもと水産課長、魚をひと、ひと、ふた、ふたと数え直すのを得意とする。積年のクセはそう簡単には取れません。納得。
ズレ、天然ボケを不満として仙台高裁、そして最高裁で門前払いだ。気の毒を絵にかいたようなもの。ところが市民も是に同情。今度の補選では吉田じゅんいち氏の当選間違いなし。
ところが自民党はこれに不満だ。先日、坂本みちのぶ議員が自民党の会派から除名になって、放り出された。本人は除名ではない、任意で出されたと言っているが、何でも噛み付く悪いクセを会派からなじられ、それが直せないようなら、与党としてはふさわしくないと、ねじこまれ無理やり出されたと筆者は推測。
推測、憶測は実体と離れる部分も確かにあるが、色々ウロウロしてみると、これは間違いないように見える。そこに、気質、体質の似た吉田じゅんいち氏が来れば、当然自民党としては入ってもらいたくない。まして、追い出した坂本は一人ポッチ、気質が似てれば二人で新会派を作る可能性もあると、それなら、補選の前に定数削減を狙おうという意図が見え見え。
つまり、吉田氏に当選されるのが嫌な訳だ。それで定数二名の削減案。これを、上条幸哉氏が、言い出して、それに同調したのが大館恒夫氏、坂本よしひろ氏。
このままでは議員提案がなされようが、議会は自民党だけではない。当然、民主は自分の見識を持つ。すんなり通るかは疑問だが、市民としては定数削減は望むところ。
景気後退で、リストラ、倒産の冷たい風、議員や市職員だけが倒産、不況もどこ吹く風では腹立たしい。もっとも、こうした状況下では定数は二名削減なんてケチなことを言わず、どう? 半数で。半分に残るには、相当努力をしなければならない。
議員提案ばかりではなく、市側からの提案もありうる。八戸市民は見ている。本当に働く議員なのか、居眠りこいてる議員かは、議会傍聴すればすぐ分かる。あいつもこいつも、次の選挙じゃいらないヨ。