2009年5月4日月曜日

昭和四十九年の八戸、高齢バス無料証の出た時代 1


磯の真砂と盗人は
の名文句は石川五右衛門が悪行の限りを尽くし、捕まり、そして釜茹での刑になる時の時世の句といわれているが
時代は現代ともなると。
釜茹でどころか凶悪この上なくとも死罪もまぬがれ、のうのうと生き延びる。「俺は殺す気がなかったんた」とぬかせば辯護士たちが寄って集って被告をくいものにする卑劣な所業だ。「もっとイサギのいい生き方はできぬか」と言いたい。殺したら、死罪になるは当然の報い。因果応報のことばも古くからある。釜茹での刑も復活したらどうかと思うがのう・・・・なぬ!君は反対かね?これから将来悪業を働こうとおもっているのかな?なーにその時はカニになったつもりで釜に入るのせー
頃合よく茹であがったらカニだば旨い旨いと食われて喜ばれるが人間はどうにもならぬゴミせぇな。まあ、悪いごとしねぃごったな。殺したり、火着けるなどしたら死罪せ!
昭和四九年一月一一日の
デーリー東北新聞紙から

タラバガニ二億円相当密漁
八戸の漁船、九州で捕まる
大分海上保安部は十日朝、北洋海域で密漁したタラバガニを積んで大分県臼杵湾に停泊していた青森県八戸市、熊谷漁業所有の遠洋底引き網漁船第35浜善丸(三四九トン)=出河尚船長ら二八人乗り組み=を漁業法違反の疑いでタラバガニを押収したうえ、調べている。
 調べでは同船は昨年十一月に八戸を出港、底引き網漁船では捕ってはならないタラバガニ五〇トン(二億円相当)を捕獲した。同船はこれを積んだまま太平洋を回ってカジの修理という名目で、八日から臼杵湾に停泊していた。
 同海保では同船のカジの傷み具合がひどくないため、密漁の発覚しにくい九州で売りさばこうとしたとみて、同船長らを調べている。

盗みで手配の少年、東京でご用
八戸署から盗みの疑いで指名手配されていた八戸市売市鴨ヶ池、無職少年(一八)は、九日午前八時ごろ警視庁池袋署員に逮捕され、同日夜八戸署に押送された。調べによると少年は、昨年十一月二十八日午前七時半から午後五時半までの間に同市城下二丁目、月館アパート内、会社員北城久雄さん(一九)の部屋に侵入、ブレザーコート一着(一万四千円相当)、同山田幸作さん(二七)の部屋からも現金二千円を盗み逃げていたもの。同署で余罪を追及している。

サンルート八戸
一七日にオープン
八戸一の高層に
 ホテルサンルートのチェーンホテルであるサンルート八戸(八戸市六日町)がいよいよ一七日オープンする。
 同ホテルの建設工事は岩徳ビル新館工事として事業費約三億五千万円で建設していたもので、鉄筋コンクリート地上九階(建て面積延べ三千三百平方㍍)建物の高さは三十二㍍余で八戸一の高層建築となる。
 完成した新館ホテルサンルートのテナントは三十二店で合わせて五十五となる。サンルートの施設は一階ショッピング二階飲食店街となり、三階から七階までは客室で八一室が完備されている。このほか施設フロントロビー、会議室、展示室、研修室、宴会場などが設けられている。ホテルサンルートチェーンとしては既に郡山、東京、名古屋、松本、坂出、沖縄で営業しており、八戸は七番目の開業。このほか宮崎、福島、仙台にも建設されており、近日中にオープンの予定。したがって同ホテルは周遊観光基地として利用出来るほかビジネス活動の基地としても気軽に活用出来るわけで期待されている。



大ウケ 映画館、飲食店
八戸繁華街
 三が日の表情
正月休みも終り、再びふだんの生活にもどろうとしているが好天に恵まれたことしの正月三が日八戸地方ではどのようなレジャーが人気をよんだのか!。
とあり連日中心商店街特に三日町を中心に群がった人の波。映画館と飲食店は超満員
どこからこんなに人が出てくるかと思わせるような混雑ぶりを見せた。車道まであふれ交通渋滞の原因になったほど。バス列車などの交通機関はどれも満員、バス路線はいずれも増便を出したくらい。
次ぎの行き先は映画がもてた。
テレビは普及し全盛たがやはり大きな画面の味は
忘れられないらしく洋画、邦画とも入りは上々。「燃えよドラゴン」「日本沈没」「私の寅さん」などが人気のマトで、特に“寅さん”の八戸松竹では大入で恵比寿顔。一方ボーリング場は斜陽化が目立った。
と写真入りで報じている。

途中割愛したが現在とくらべ「古き良き時代」を垣間見て隔世の感がある。

一月一〇日付

八戸平原開発
前途多難の世増ダム
東北農政局が南郷村で初の現地説明会
「犠牲はごめんだ」
水没地域住民が反対意見

 計画だと総貯水量は二千八 百万トン。それにより水没戸数は六十四戸。

平成の現在は「青葉湖」名が付けられ完成している。
一月十三日付
昨夜八戸小全焼
 老朽校舎 早い火の回り
 十二日夕、八戸市の中心部にある八戸小学校が全焼した。風はなかったが、校舎が古かったことなどもあって火の回りが早く全焼はまたたく間だった。同校も冬休み中だったが、来る十六日から始まる第三学期を前に,児童たちはただぼう然としていた。市教育委員会では、三学期は燐接の学校など児童を分散して授業をすることにしている。損害は約四億九千万円。原因については、きょう十三日、八戸署が現場検証をして調べることにしている。
出火原因不明、ろう電、放火でも捜査
出火場所理科準備室付近か
16日市体育館で始業式
市教育委が臨時委開く
学級数は従来通り
松本清治校長、生徒数千五百四十八人