八戸市内に多くの看板が立っている。これらは野放図に立てられる訳ではない。規制がかかっているのだ。それは県条例。立てる場所が全く制限される場所もある。八戸では蕪島から種差まで、それでも自分の店の看板は面積制限があるが立てられる。
この条例はかなり面倒で、自分の経営する店でも、面積に制限があり立てられない場合もある。これに違反すると警告書が発送されるが、無視する企業が多い。八戸信用金庫がそれ。
ここは自分のしてることが常に正しいと盲信している手合いが多く、市民に多大な迷惑を及ぼすことあり。最近も八戸商業卒連が主導を握り、反対勢力となる人物を叩きだした。実に八戸の八戸たる企業で、セコさもセコし憎らしきだ。
この八戸信金が立てた看板は面積違反。警告書は十九年八月四日に郵送されたが、同十一月二十二日になっても無視されつづけている。この看板の警告は許可基準不適合で立てるな、壊せということだ。
条件に合致してさえすれば許可願いを出し、許可料を支払えばすむ。ところが、この許可基準に合わないはハナからダメ。許可しないのだ。こうした看板を立てた理由は①八戸信金が頼んだ看板業者がボケで基準を知らない②八戸信金が業者に規制は無視しろ役所はボケで何も言わないと腹をくくったかだ。
業者がボケというのも無い訳ではない。しかし筆者は後者だと思うナ。彼等の思いあがった態度からそう断言するナ。それでなくては同じ看板を何枚も立てる筈がない。
警告書が出たのは八戸駅前通り支店。
是正通知が出たのはここだけではない。和の湯、さとう内科胃腸科、すみれ保育園、自民党八戸支部、小沢土木、のぞみ園、春日井内科医院、サテライト六戸、まるよし産業、らーめんだいこくどう、民主党青森県第三区総支部、ログキャビン、フリースクエアノヅキ、リミックスヘアー、新洋信販、グリーン信販、来夢の里、八戸市総合卸センター。モード由紀、八戸森林組合、エビナ不動産部、古里牧場、トマト衣料館八戸根城店、みらい塾、さんか、八戸工業大学、デイケアセンターなごむ、ヘルストン温泉ニュー朝日、鈴木自工、馬場税理士事務所、お歯科、ユニバース、松本家政婦紹介所、光星学院高校、大東建託八戸二十三日町店、デコール、陳麻飯八戸城下店、北家、スーパーみなとや、白銀不動産、森整体療術院、第三千葉幼稚園、ポートピアなんぶ、ギコー、ひばり不動産、西村産婦人科クリニック、ほくしんリフォーム、アルファ、さいがみ動物クリニック、 リミックスヘアー、21SEIKI新井田店、宝介ラーメン八戸店で改善されたのは二割程度。
広告看板はそれなりの効果がある。だからこそ野立て看板が横行。これらは美観景観を害うので排除が望ましい。
やめろと騒いでも減らないが、許可料を上げれば減る。看板監視員が八戸にいて、役所の車で走り回るが、人件費が年二百万。許可料が百六十万。逆ザヤになっているので、許可料を十倍にすれば千六百万の収入。広告効果がなければ野立て看板は一気に減る。それで市民もうるさい野立て看板を見ないですむ。
これで、一件落着かと思うとそうではない、上に掲げた野立て看板が問題となる。これは公職選挙法によるので、都市政策課の担当ではなく選管の管轄。
坂本よしひろ議員の看板はゆりの木通りの小中野に立っていた。この写真を選管に見せ、後援会連絡所とあるが、駐車場で無人だ、どうやって連絡がとれるのかとねじこんだ。
すると実体のない連絡所は公職選挙法に違反だと言う。都市政策課がこの選挙用看板は管轄外というのは他の法令で規制するものは除くという一項があるため。他の法令で実体のない連絡所、候補者本人の看板も違法となる。
そこで家が無い所の看板を探したナ。看板にはシールが添付されなければならない。そのシールは写真参照。これが貼ってなければこれも選挙違反。違反となると失職する。それほど法令には威力があるが、存外馴れ合いで黙認。
選管は職員を指揮し路上パトロールをするという。何を頼りとしてパトロールをするかと言えば、このシールを受ける時に、場所と枚数を届けなければならない。
そこには上田善四郎後援会、平成三年二月六日、講演会長名で証票(シール)六枚、立て札及び看板の類を掲示する事務所の所在地並びに事務所ごとの立て札及び看板の枚数の記載が求められる。
上田善四郎氏の場合は、八戸市新井田横町某、新井田市子林某、新井田重地某、松舘細越某、港町柳町某(これは湊の間違いか?)長苗代某とある。番地が記載されているが個人情報のため記さない。某は黒く塗られているので「はちのへ今昔」も分からない。
こうした書類が全議員、及び候補者から提出されていたが、選管はこの点検をしていなかった。たまたま野立て看板に興味を持って調べたらこの候補者看板に眼が行った。
面白いもんだ、問題意識を持つと見えないものが見えてくる。実に世の中は知らぬことばかり。知る楽しみを満喫させるのが市役所の各課めぐりだ。あそこは知識の宝庫だ。総てのことは役人天国である役所が司っている。疑問質問が出れば情報公開に行って相談すればいい。実に奇妙なことが色々と浮き彫りになる。役人がダメなのではない、市民が無関心なのがいけない。誰も見ていないと思えば、立小便もOKと同じで、市民が常に監視していると思えば役人もまあいいかは出来なくなる。
意識革命が大事なのだ。我々の税金がどう使われるのか、疑問質問をぶつけながら、現在我々が置かれている立場を理解しよう。
「はちのへ今昔」の疑問を受け、選管は各議員、 候補者に看板の届け出に変更がないかと通知を出した。
坂本よしひろ議員のように連絡する家がない看板があった人からは訂正が出た。訂正を出さず撤去した人もあるようだ。坂本よしひろ議員は撤去して、今は立っていないのを確認。それでは誰が訂正書類を提出したかというと、八島隆、山名文世、田名部和義各議員、証票紛失届けが東野礼二、田名部和義各議員から提出された。その他からはない。
ここで市民監視部隊の出動が必要になる。一票差で落選した議員にまだチャンスあり、立て看板で公職選挙法違反を叫べば、現職が失職する可能性大。世の中は一筋縄ではいかない所が面白い。
上の写真の三浦たかひろは無人の駐車場に看板を立てている。実体のない連絡所で選挙違反。これが摘発され、罰金が科され禁固刑になれば議員資格剥奪。この男は是正通知も出さず、しらばっくれている。いいのか、こんなのが議員で。