議員も気付いた利用者の水増し
スポーツ・文化施設特別委員会議事録から
●山名委員この3万人というのは、ホールも含めた施設全体の利用者数ということですか。
●境藤南郷事務所長 そうでございます。
● 山名委員 そうしますと、そもそも今まで公民館の方で使われていた利用者数がそっくりこちらに来てということになってしまうと、公民館そのものは全くゼロという積算にならなければならないですか、そうしますと公民館の方の維持管理というか、そういうものはどうなるのですか、公民館は廃止しようと考えているのか、そこら辺はどうですか。
● 境藤南郷事務所長 今まで使っていた公民館のホール部分が文化ホールに全部行ってしまったら、公民館はもぬけの殼になってしまわないかということだと思いますが、主なものについては文化ホールの方にということですか、そのほかに、今までやっている事業のほかに、文化ホールを利用するための事業を計画して、新たな事業等については文化ホールの方でやっていきたいと。今まで公民館ホールを使ってやっていた全部を持っていくということではなくて、公民館ホールの方で開催した方がベターなものは公民館ホールの方で開催する、そして文化ホールの方は新たな事業を計画して取り組んでいくというような考えでございます。
● 山名委員 その新たな事業というものは、どの程度見込んでいるのですか。
●山名委員 南郷公民館は平成十六年度で入館者数九千人、南郷文化ホールはこれに対比した3万人ということではないのですか、違うんですか。
●境藤南郷事務所長 先ほど申したように、今まで公民館でやっていたもののうち、文化ホールでやった方がよいというふうなイベントについては文化ホールで、その部分は重複しているとは思います。
●山名委員 いや、大ホールの入館者の数が3万人ということなんですか。
●境藤南郷事務所長 文化ホールの方の入館者が3万人と。
●山名委員 文化ホール全体の数なのですか、大ホールの数なのですか。
● 境藤南郷事務所長 文化ホールと申しますとホールしかないんです。公民館は文化ホールもありますし、そのほかの部屋もありますけれども……〔「小部屋もいろいろつくらないんですか」「会議室はつくらないのでしょ」と叫ぶ者あり〕会議室等もありますか、今ここの3万人という利用者数は、あくまでも新たに建設される文化ホールの利用見込み数でございます。
● 山名委員 そうしますと、平成十六年度の大体3倍を見込んでいるということですよね。それ自体にすごい無理があるのではなかろうかという感じがするわけです。道路公団でも何でも、道路をつくるときは最大台数の車が走ることを想定してつくるんだけれども、ところが、いざつくってしまえば、その半分も走らないというようなことが往々にしてある。まさに今の文化ホールの入館者見込み数もそのきらいがあります。
それは今考えていることは、こちらの方で企画をして誘致をするということなのだろうけれども、そもそも大部分が今の南郷公民館でやられていたものを主にやると、それプラスアルファということですから、例えば9300人が2000人ふえたとか3000人ふえたとかというような計画ならまだわかるんだけれども、失礼ながら、6000人か7000人の人口のところでその3倍を見込んでいるということ自体が、根拠か薄いのではないかと思っていますが、どうなのでしょうか、かなり無理しているのではないですか。
●境藤南郷事務所長 希望は大きな方がよいと、それに向かって行政マンは日々努力していかなけれぱならないということか根本にあることは、委員も御存じかと思いますけれども、そういう意味で頑張っていくしかないと思っております。
こんな薄弱な論理に金を投入することが悪い(編集部)
● 山名委員 希望的観測で頑張っていかなければならないという薄い根拠のもとで、私たち行政をチェックする側とすれば、非常にお粗末な計画であると言わざるを得ないと思うんです。今答えた以上の答弁は引き出せないだろうと思いますから、それはそのように受けとめながら、判断材料にさせていただきたいと思います。
●小笠原委員長 他にございませんか。
●大館委員 今の意見と同じなのですが、平成16年度は9330人の利用人数で、件数は188件ということだと、1件当たり50人未満ですよね。そうなると、大ホールで、その300人、500人集まる。今までも公民館で最大250人が入るわけです。その最大250人が入る中で、満杯になってやったイベントというものは、1年にどれぐらいの件数があるのか、まずそこをお知らせ願いたい。
それから、例えば3万人の入場者数を見込んでいるわけですが、これは私の個人の意見ですが、最初の一、二年は、イベントでも何でも一生懸命に企画すると思うのですが、二番煎じで3年目、4年目と言うと、また同じものだと、客もだんだんじり貧になってくるような気がするんです。初年度はそれぞれ皆さんが頑張ると思うのですが、その辺のことも踏まえて、もう1回御答弁願いたい。
●境藤南郷事務所長 月別に調査してみましたら、平成16年度ですが、4月分で23回の利用件数で人数が752人、1回当たりの平均が33名程度の利用人数となっておりましたが、4月においては行政側で主催した教育大会に150人ほどの利用者があった実績がございます。
5月については17件の件数で506人の利用者かあって、1回当たり約30人の入館者ということですが、5月の人数で一番多かったものは、老人クラブの総会があって、135人集まっております。
6月については学校関係ですが、村内中学校理科講演会ということで250 人の参加者があります。そのほかに同じ学校関係ですが、高校の進路研修会ということで1回につき110人の入館者がありました。そのほかに政党の南郷支部の国政報告ということで150人、6月は計3件の100人を超える開催がありました。ちなみに6月の人数は874人、1回当たりが43人です。
7月に参りますと17件の使用かあって781人、1回当たりの人数か45人。7月においては
日本民謡協会県連合会西塚支部民謡大会ですが、450人の入館者がございます。
8月については、サークルで一南郷ソーランというソーランがはやっています-YOSAKOIソーランの関係ですが、南郷ソーラン南組に109人の人館者となっております。
8月は8件で204人、1回当たりは25人ということになっております。
9月に入りまして、同じく南郷ソーラン南組か107人、それから行政の関係で総合健診を開催しております。受診者の人数が472人、これを3回行っていて、1回当たり157名、9月
の合計は17件で784人の人隠者で、1回当たりか46人。
10月においても総合健診がございました。これを6回行っておりますが、6回で1124人の入館者、l回当たりか187人。日本猿軍団の公演があって200人を収容しております。10月の合計は17件で1489人、1回当たりが87人となっております。
11月に入りまして、南郷村の産業文化まつりに400人、同じく産業文化まつりの歌謡愛好会の主催の関係で300入、そして保健講座に170人ということで、11月には16件の開催があって入館者が1033入、1回当たりが65入。
12月ですが、健康講座、これは行政の関係ですか、275入、ふるさとづくりの研修会に120人、老人クラブの連合会、これは高齢者の芸能発表ですが、170人、12月で12回の件数です
が、741入の入隠者かあって、1同当たりの平均が62入ありました。
1月に入って成人式、それから行政関係の説明会かあって200入、社会福祉協議会の福祉
大会に200入、1月の合計がHィ牛で751人の入館者かございまして、1回当たりか68入。
2月に入りまして、三八子ども会の研修会に211入、2月の合計が件数で20件、人数で628
入、I回当たりか32人。
3月ですか、これは合併ということで、閉村式に300入、同じ3月に行われた共同保健計画に150人、たばこ耕作協力会の総会で200入、3月の合計で10件の開催に対して787人、1回当たり78入と、毎月1回及び2同程度の100入、200入を超えるような使用実績はございます。
●小笠原委員長 3万人以上の見込みは。〔「いいですよ」と叫ぶ者あり〕
●大館委員 今、入館者数を大体見ますと、200人を超えるものは何回もないと、あとは100人前後で推移しているというようなことです。それに対して、入館者数3万人を見込んでいるというようなことは、イベントを毎月四、五回でも企画していかないと3万人に到底到達できないだろうと。では、その四、五回も、キャパシティが6500から7000弱の中で、参加する人は限られてくるのではないかという気がするのですか、その中で3万人という数字をはじき出した根拠と言うんですか、それを息の長い事業で継続していけるのかどうか。単発だとできると思うんです。それを毎年継続して、本当に可能かどうか、その辺がちょっと私から言わせると、なかなか学校の学習発表会を全部大ホールを使ってやれと各学校を引っ張ってきたり、もうここだけを集中的に使えと、各学校の体育館は使うなというぐらいまでやらないと、私は何か利用者がふえない気かするのですが、その辺の見込みが、先ほど山名委員からもありましたか、すごく高い数値で目標を設定しているような気がするのですが、その辺をお願いします。
● 工藤文化課長 かつて3万人を積算した根拠ということだったのですか、ちょっと旧南郷村の資料をいろいろ調べてみたのですか、具体的なものはなくて、やはり目標という意気込みだったように思います。ここに掲げた資料は、3万人を達成するためには、この部分の事業を起こさなければならないというようなことは、作業を通して見えてきたのかなと思っております。
また、継続できるかということですが、この事業を継続するためには、それなりに誘致するための事業費かかなりかかるということと、そういったことを展開するためにいろいろプロデュースするための体制も必要なので、かなり本格的な備えをしないと、なかなか旧八戸市の方からも集めるということを考慮しながらということを考え合わせて、もう当然やっていくということは考えているのですが、かなり本格的な体制づくりをしないと、やはり3万人の事業を維持していくことは大変なことだと考えられました。
文化ホールを実数以上の虚偽の数字を重ね、無理やり建設が必要だと言わしめる根拠は何か?
それは旧南郷村時代から図書館横に、この文化ホールを建設したいという願望を、八戸市との合併にともない協議会がこれを取りいれた経緯あり。
つまり、旧南郷村は八戸市と合併してやるという中で、せめても我が方にはこの程度の恩恵あってしかるべしの意見が出たのだろう。これを具現化するために、いいかげんなデッチ上げの数字を並べた。それを議員に指摘されオロオロ答弁がこれだ。
議員は本会議ばかりでなく、このような委員会に配備され、一日三千円が支給される。勿論議員報酬以外に出るのだ。発言もしない、居眠りこいてても貰える。欠席者もいるが、仕事なんだから出ろと言いたい。
この文化ホールは不必要の意見がデーリー東北新聞「こだま欄」に掲載された。南郷区まで八戸市民が出掛けるのは夏だけ。冬は行きたくない場所。箱物を建てたツケが八戸市にも廻ってきている実状の中、建設すべきでないの意見を無視して、着工されるが、その建設費用の見積もり方法に間違いがあり、杜撰設計、いいかげんな発注で予算不足が判明し、再度応札業者を求めなければならない?
一体全体、どこがどう間違ったの?
南郷村が建築の基本を企画。これは南郷図書館に隣接する計画。すでに図書館は建設された。図面は書かれてあり、おおまかにこんなものがいいだろうとの、子どもの図画のようなものができていた。
これを元に設計図を書かせようと入札させた。総工費を七億三千万円と決めた。当然、この金額は設計図を書く業者には伝えられている。おまけに設計業者が談合したと言う情報がデーリー東北新聞に寄せられた。
これを調査すべく調査会が八戸市役所に設けられ、調べたところが判らなかったそうだ。
そこで、設計図業者を入札したところ、次のような結果だった。
ここで判明したことは、デーリー東北新聞に情報が寄せられたとおりだった。
この応札結果を見れば、石川設計、川島隆太郎、キャデック、久慈、東建設、杜、U&Aの七社が同じ1157000円と異常。そしてクジでU&Aが落とした。
南郷事務所はこのU&Aに七億三千万円で建設できる設計図をひけと命令したそうだ。
ところが設計図を引き始めた段階で、音響を良くしろだの、舞台をああしろだのと、注文を南郷事務所が入れたそうだ。
つまり、当初の基本設計図面には音響などは書いていない。これは図書館の隣に書いた図画だ。この図画が曲者で、何処かの大学の先生が、チョコチョコとやっつけた代物。
それに南郷村の職員がU&Aにいろいろ勝手な寝言を注文した。もともと七億三千しかない金に注文をつけるから、金額は上昇する訳だ。
寝言、うわごとを聞いているうちに金額が上昇した訳。その設計図をもとに施行業者を決めなければならない。
八戸市役所の建設部が、その図面を見ると部材単価に間違いがある。それをU&Aに言ったそうだ。八戸市の単価で計算すると、七億三千に納まらない。
するとU&Aはごにょごにょ言って逃げたと言う。ここらの表現は歯切れが悪い。と、言うのもU&A業者は東京が本社、青森が事務所で筆者が追っていかれない距離。
金がふんだんにあれば徹底調査も出来ようが、なにしろ本が売れないので、経費がかけられないから、勢い市役所の職員の言葉をそのまま書いている。
だから歯切れが悪い。
初雪や根岸の里の侘び住まい、それにつけても金の欲しさよ
すまじきものは貧乏だ。
さて、このU&Aの設計図に無理があると知りつつ八戸市役所は工事発注した。
設計図に間違いがあることを知りつつやった。
間違いだぞと、八戸市役所は設計業者に伝え、再度図面を書かせるべき。
これが間違い。
U&Aの設計図で工事すれば、音響が全く出来ない計算になる。
当然、その不足額を準備しなければならないが、建築課は大丈夫だと踏んだ。
今まで入札させても、大体八割程度。U&Aが計算間違いをしても、七億三千の八割落札なら、何とか音響も出せると悪だくらみをした。
ここで八戸市役所は応札業者の中から駿河建設に箱を作らせる契約。
ところが、この駿河建設が落札した金額は九割五分、ここで予算不足を痛感しなければならない。当然補正予算の対象だが、ボケの建設課は放置。またもオマケがついて、駿河がしないと言い出す。お前がスルガと言ったのにしないは何事!
ここで建設課は喜んだ。今度は八割になるだろう。
オマケのオマケはスルガはしないがで入札参加ができない懲罰までついた。
山梨側で見る富士より静岡側の富士の方がいい。
かいで見るよりスルガ一番というゾ。
つまり八戸市役所はどうせ業者は仕事が欲しくて来る。安い価格でも仕事をすると踏んだ。
ところが談合課徴金、損害賠償までむしったから業者は半分になり、生き残ったところは正規の価格を提示。それが九割五分だよ。役所が積算した価格に自信がある。何たって役人が計算。間違いもない。本当は建設屋でも水道業者でも百で落札するべきだ。役所が計算してるんだ。
税金も役所が計算して百取るんだ。それを八十は悪だくみ。業者を殺そうとしているんだ。八戸の業者は死に絶えたヨ。生き残った会社も殺そうとするのかネ。オッカネエところだ役所は。自分たちの給料は下げないが他人のは下げろじゃ、役所も男を下げるナ。ところが業者の叛乱にあって九十五。業者も役所の安売り強要に窮鼠猫の例え。
U&Aに損害賠償をするか、市に迷惑をかけた職員は損害を賠償しろ。