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2008年12月29日月曜日

昭和49年の八戸三日町7


上海楼
「はいろう、ハイロウ、上海楼」のCMでおなじみの店。店内が広いのでゆっくりした気分で食事ができる。









正寿司
寿司はなんといっても、職人のキップが一番。そこで紹介したいのがこの店。まずは一度ご試食あれ。









槻門商店
三日町角に明治の頃からある槻門。現在はタバコ屋さんとして、日々変わっていく三日町を見つめている。











中華、和食の二つの店舗。お昼と夕方はいつも大入り。中華店は大衆的に、和食店は落ち着いた雰囲気。









中村印房
小さな店は一般のハンコヤさんと同じだが、その技術は超一流。特にゴム印を一日で作ってくれるのは重宝。










ツルヤ
三日町は女性洋品の店は多いけれど、ここはただ一軒の紳士服専門店。スーツの質と量はバツグン。










プランタン
熱帯魚が青い水槽の中で泳ぐ、ゆっくり落ち着ける純喫茶。商談やデートには最適の店。










バーバーロードス
理容室というより、おしゃれな男性のためのサロン…という雰囲気です。専任のアドバイザーとヘアの相談を。










コンドルホール
八戸のパチンコ人口は、十万人を軽く超えていると思われるが、八戸にこの業界の先鞭をつけたのがこのホール。










松山ジュン美容室
八戸ではまだまだ男性美容室が少ないのですが、松山先生はその若手のリーダーとして注目されています。









東洋有線放送
街頭宣伝やスナックなどでおなじみの有線放送。そのレコードの数は会社でもはっきりつかめないほど。

2008年12月28日日曜日

昭和49年の八戸三日町6


大平薬局 
店へ入ると、いらっしゃいませ、と笑顔で迎えてくれます。創立は昭和十二年五月。壁際と中央のガラスケースに、医薬品全般と化粧品が並べてあります。女店員のさわやかな応対で、いっそう清潔感が漂う薬局です。お隣のルモンドは四十八年の改装後木目も鮮やかな北欧風に変身。明るいさざめきと笑い声のあふれる、しゃれた喫茶店です。


レストランマルフク
昭和二十五年に八戸初の地下商店として営業を開始した時は、市民の注目を一身に集めたといいます。そして、三十四年に現在のマルフクビルが竣工し、以後の三日町を中心としたビル建設の先鞭をつけたのです。レストランマルフクは、大衆的雰囲気と広々したスペースで、買い物の人たちの休息の場として、最適の店といえます。




ニューバッグモリタ 
いつでも、どこへでも気軽に旅行できる近頃です。でも、そのときどうしても必要なのがカバン。そして、流行やデザインにうるさいあなただったら、スーツにも、ジーンズにも、それぞれマッチしたカバンを選びたくなるはず。それだったらこの店です。十三日町本店のほか、市内に三箇所の支店をもつこの店の制服は、そのセンスのよさが評判なことです。



笹川 
歩道に面したウインドウを見るたびに「どんな豪華な洋服であっても、和服の絢爛さにはかなわない」という言葉を思い出します。山紫水明、花鳥風月の趣を、四季折々に着るということで、肌に感じてきた日本人のこころ、ゆったりと落ち着いた店のたたずまいのなかに、その心を見るような気がします。和装小物にも、その鍛え抜かれた目が行き届いています。


ぽえむ
濃紺の制服がオフィスそのままの静かな雰囲気に溶け込んでいます。まさしくぽえむのポエムたるムード。









ぺたんこ
お好み焼きは本場大坂生まれのママご自慢の味の店。音に聞こえた食道楽の味を…とママの弁。









トンボ理容室
理容イスが十二台、従業員は十名、とすべてがジャンボ。開店二年余り、サービスのマッサージ機でリラックス。









仁愛歯科医院
今年の四月に開業。予診表など新しいシステムを効果的に採用しています。心おきなく、ハイ、アーン…

2008年12月27日土曜日

昭和49年の八戸三日町5






緑屋

 四十三年に八戸に進出してきた頃は、市内の商業界にいろんな波紋をなげかけたものですが、今では町にもシックリとなじみ、明るい三日町づくりに大きな力を示しています。店内は文字通り緑で統一され、お客にホッとした安心感をあたえてくれます。そして好評なのが入り口の休息所。ここをデートの待ち合わせに使っている人たちが最近はグンとふえています。

マルマツ 

三戸からやってきたこの店は、創業以来二十二年。三日町に登場してからもすでに十六年がたち、四十四年に現在のビルができて、今ではもう、老舗のにおいを感じさせるような落ち着きがでてきたように思われます。街の声を聞いてみると「掘り出し物がたくさんある」「どことなく昔がしのばれるような店で、親しみやすく気軽に買い物ができる」などに意見が集中しているのです。


大平カメラ 

「ごく平凡なことですが、心身ともにベストの状態であること、そして、笑顔を忘れないということを心がけております」と専務。新型が開発されるたびに、プロとしての知識と感覚が要求される、精密機械相手の商売。その言葉の重要性は十分に理解できます。写真は楽しむもの、思い出という人生のパートナーを受け持ち、その使命を忠実に果たしている、昭和二十二年に開店のお店です。

2008年12月23日火曜日

昭和49年の八戸三日町4






石岡商事



 家庭金物はかな釘一本から、業務用の厨房備品にいたるまで、その取り扱い品目は広範囲にわたっています。家庭金物の卸を始めたのが、昭和二十一年。それ以前は、酒類、かん詰、醤油の卸小売りで、創業は昭和十五年となっています。闇価格横行の時代でも、公定価格を守り続けた話は有名で、その公明正大な精神は、現在まで一貫されています。

クドウキチ



 八戸では二番目にネオンの灯がともったお店。昭和の初期にはモダンボーイの頭上を飾ったカンカン帽も発売していました。赤いアップルの紙袋を抱えている女性は、すべからくファッションに敏感である。ということは周知の事実。見るだけで楽しくなっちゃう…という女心を捕らえたニクイお店です。二階は健康的な喫茶店・ジローです。

橋源商店 



右から左へ読む店名を見てもわかるように、ここは三日町でも最も歴史の長い店なのです。明治二十五年に河内屋から分家して、糸の専門店としてスタートしたということです。いつもキチンと蝶ネクタイをつけているご主人は四代目。現在は呉服と洋品を商っていますが、「お客様本位」の商売訓は、創業当時から、けっしてやぶられることなくつづいています。

2008年12月21日日曜日

昭和49年の八戸三日町3





富士電気 現代の生活は、三栄会が発足した頃とは比較にならないくらいの便利さです。こんな生活の進歩は、とりもなおさず、電気の力であり、電気を利用した器具のおかげといえるでしょう。この水準の高い便利さを奉仕の心で届けるのが、富士電気のモットー。四十五年、中央ビル竣工と同時に入店して以来、この精神はかわりがありません。レコード部の充実も注目に価します。

武田スポーツ 現代人は運動不足だとはよく言われること。それでいながらレジャーということばはよく使われます。スポーツとレジャーをうまく結びつけて、心身の健康を得たいものです。ここ武田スポーツは、スポーツウェアの数量がバツグンに多いのが特徴です。この店が中学、高校生の間で人気が高いのは、その価格の安さにほかなりません。

つきう洋品店 昭和初期の銀行パニックの後、この場所に店を構え、それからは常に三栄会のリーダーとして活躍してきた店なのです。たとえば、八戸で最初のネオン、いち早くマネキンをいれた、ウインドウの効果を十分に生かしたこと…ETC。現在、洋品店は規模を縮小したものの、三十八年に味の名店街を作り上げ、三日町に多くの人を呼び込むために大きな役割を果たしているのです。

ツキウ時計店 近頃の時計屋さんは、昔と違って柱時計をあまり置いていないので、とても静かです。おなじみの月の中でモチつきをしているウサギのマークのこの店は、湊町に本店があるのですが、味の名店街ができる前から、つきう洋品店の中で営業をしていました。こじんまりした店内には、時計はもちろん、それぞれ魅力的な輝きの宝石が飾られています。

2008年12月20日土曜日

昭和49年の八戸三日町2






ヒガシ靴店 向い側の本店は、はば広い年代のお客を対象にした店構えですが、こちらは「ヤングシューズ」のキャッチフレーズのとおり、奥行きの深い店内には、若者の好みや流行をよく研究した、いろいろなデザインの靴がいっぱい。また、壁にはジェームス・ディーンのパネルをかけていたり、照明にくふうを凝らしたりで、徹底したヤング対象をうちだしています。

フクヤ 今年の夏のはじめ、カガミの壁面のこのお店がオープンしてから、三日町の街並みはファショナブルに変わりつつあります。店内は一、二階がレディス・ショップ「ファンファン」地下がメンズショップ「ベンハウス」特に「ファンファン」は八戸のヤングレディたちに大ウケの店なのです。なぜって、店内が華やかで、お花畑にいるみたいな気持ちでウットリしてしまうからです。

ハシブン 十三日町のハシブンがご婦人方と若者たちのために、ヤングタウンとして変りつつある三日町に出した支店。さすがにシューズショップとしては老舗のこの店、仕入れ態勢が万全で、たいへんな品揃え。かえってどれを選んだらいいのか決めかねてしまうくらいです。でも、なにも買わなくても、自由に店内をご覧ください、という姿勢ははっきりしているのです。

2008年12月14日日曜日

昭和49年の八戸三日町1

昭和49年の八戸三日町
昔の町並み(大正から昭和初期)
槻門商店
杉野セトモノ店
マル井洋品店
中村菓子店
大沢時計店
ハシトク
三井菓子店
つきや洋装店
アオムラ玩具店
煙草元売所
楢館家具部
三日町郵便局
第五九銀行八戸支店
つきう洋装店
若松旅館
杉本旅館
クドウキチ
橋源呉服店
松和油店
松和本店
南山車屋
村井医院
坂本薬局
福井バナナ
小森茶舗
西塚商店
大長商店
第五九銀行
弘前相互銀行これらをご存知のかたは七十年配、町の顔は時代と共に変化するが、現在はひどく壊されてしまった。誰に? 結論を言えば八戸市役所にだ。それらのことどもを時代を追って証明する。昭和四十九年の町を銀座三栄会の記念誌から紹介。
フタバ薬局 清潔なウインドのこの薬局は、ヤグラ横町町内だと思っている人、認識を改めてください。ここはお役所の帳簿ではちゃんと三日町ということになっているのです。このフタバ薬局は、昭和十二年の創業で、以来ずっと同じ場所に店を構えているのです。最近は息子さんが漢方薬に興味を持ち、その方面の充実が見うけられます。

木村書店三日町支店この店は歌人木村靄村が、昭和初期に小中野町に開いた木村書店の支店で、二十年ほど前からヤグラ横町で営業していましたが、四十三年に槻門菓子店のあとに現在の店舗を移したのです。 昨年閉店しましたが、ここの二階にあった「さんふらわ」は、連日若者でにぎわい、ここを場に、あらゆる創作活動が活発に行われたのは記憶に新しいことです。

せったい洋装店 間口はそんなに広くはないものの、店内はディスプレイがたくみで、豊富な商品を効果的に見せているのです。どちらかというとドレッシーな感じの洋服が多く、ちょっとオスマシのあなたにはピッタリのお店。どういうわけかこのお店、看護婦さんたちに人気があるということなのです。そのへんの秘密をあなたも探ってみてはいかが。

セッタイ時計店 ごく普通の小さな時計屋さんですが、みなさんはこのお店のアーケードの上の看板を見たことがありますか。右から「大、店、澤」とあり、「店」の上には時計のマークがあります。実はこれを大澤時計店と読むのです。つまり、このセッタイ時計店の建物は、三日町でも古いほうで、むかしはいっていた時計屋さんの名前がそのままあるわけなのです。

  







服地のシャネル フランスのデザイナーと同じ名前のこのお店、別に紗とネルしか売っていないわけではありません。それどころか、最新流行のプリント、あざやかな、あるいは落ち着いた色や柄の服地がいっぱいのお店です。八戸には服地専門のお店が少ないのですが、このお店に寄れば、きっと自分の気にいる服地に出会えることうけあいです。